さっぽろ羊ヶ丘展望台
200万都市・札幌の市街地から車でおよそ30分。緩やかな丘を登りきると、牧草地と広い空だけが広がる別世界のような景色が待っています。この地が牧場として開拓されたのは明治39年(1906年)のこと。農業研究のための土地として使われてきたおかげで、大都市のすぐそばに牧歌的な風景が残りました。丘に立つのは、右手を高く掲げたクラーク博士像。同じポーズで写真を撮る「クラークポーズ」は、札幌旅行の定番です。ジンギスカンを味わえるレストハウスやさっぽろ雪まつり資料館もそろい、景色を眺めるだけで終わらないのが魅力。入場は有料ですが、札幌の旅に北海道らしい一日を足したい人にぴったりの場所です。
目次
見どころ紹介

都心からアクセス可能、丘を登りきった先に広がる別世界
丘を登りきった瞬間に、それまでの景色が一変します。地下鉄東豊線の福住駅からバスで約10分と、市街地から驚くほど近い場所にありながら、坂道を上がるにつれて視界の両側から建物が消えていくのです。やがて目の前に残るのは、どこまでも続く牧草地と広い空だけ。柵の向こうでは、天候に恵まれた日に羊たちがのんびりと草をはむ姿を見せてくれます(冬期や雨・強風の日は放牧を休みます)。視線を遠くへ移せば眼下に石狩平野が伸び、麓に建つ札幌ドームの丸い屋根も見わたせるはず。大都市の喧騒からわずか30分でこの風景にたどり着けることが、羊ヶ丘展望台のいちばんの驚きかもしれません。

右手が指す先には、遙か彼方の永遠の真理
丘の頂で来訪者を迎えるのが、右手をまっすぐ空へ伸ばしたクラーク博士像です。北海道開拓の父と呼ばれるウィリアム・スミス・クラーク博士をモデルに、彫刻家・坂坦道氏が制作し、1976年に建立されました。掲げた右手が指しているのは「遙か彼方にある永遠の真理」。そこへ向かって大志を抱けという思いが込められています。除幕式が行われた4月16日は、博士がちょうど100年前に教え子たちへ「ボーイズ・ビー・アンビシャス」と別れを告げた日でもありました。像の前では、同じポーズをまねる「クラークポーズ」での記念撮影が定番。背景に牧草地と札幌の街並みを入れれば、ここでしか撮れない一枚になります。

鐘を鳴らして投函する、未来の自分への誓い
この展望台には、写真を撮るだけでは終わらない体験があります。それが「大志の誓い」です。まずはオーストリア館内の事務所で専用の用紙を購入し(有料)、自分の夢や目標を書き込みます。書き終えたら向かうのは、赤いとんがり屋根が目印の「旅立ちの鐘」。願いがかなった自分を思い描きながら鐘を打ち鳴らすのが流儀です。最後にクラーク博士像の台座にある投函口へ入れれば完了。用紙は大切に保管され、投函した年月日と氏名を伝えれば、次に訪れたときに再会できます。何年か先の自分あてに手紙を残していくような時間は、旅の記憶をより長く連れて帰らせてくれるでしょう。

三角屋根の館からラベンダー畑へ、丘の上の寄り道
景色を堪能したら、敷地内の施設もゆっくり巡ってみてください。まず目を引くのが、三角屋根のオーストリア館。1972年の札幌冬季オリンピックで選手村として建てられ、大会後に友好親善の証として移築された建物で、現在は北海道の名物やここだけの限定菓子を集めたお土産店が入ります。クラーク博士記念館では、博士の生涯や人柄が伝わるエピソードをパネルで紹介。木像と並んで写真も撮れます。さらに、1950年にわずか6基の雪像から始まったさっぽろ雪まつりの歩みをポスターや雪像模型でたどれる資料館や、譜面と歌詞を刻んだ碑の上に作曲家とスターの頭部像が並ぶ石原裕次郎記念碑も。合間にジンギスカンやソフトクリームを挟めば、丘の上の時間はいくらでも延ばせます。
詳細情報
さっぽろ羊ヶ丘展望台
- 住所
- 〒062-0045 北海道札幌市豊平区羊ケ丘1
- 電話番号
- 011-851-3080
- 営業月
- 1月、 2月、 3月、 4月、 5月、 6月、 7月、 8月、 9月、 10月、 11月、 12月
- 駐車場
- 有り
| バリアフリー | 車椅子対応トイレ、 車椅子対応スロープ、 車椅子貸出 、 オムツ交換台 |
|---|---|
| 喫煙・禁煙情報 | 喫煙場所のみ可 |
| 予約 | ネット予約可 |
| 利用可能クレジットカード | VISA |
| 利用可能モバイル決済 | PayPay |
| 利用可能電子マネー | WAON、 QUICPay、 楽天Edy、 nanaco、 SUICA、 PASMO |