【初心者必見】北海道の雪道・凍結路面を走る注意点とおすすめ絶景3選

冬の北海道観光は「ドライブ」も魅力のひとつ!

冬の北海道観光といえば、雪景色・温泉・グルメ・広大な自然
これらを効率よく、そして自由に楽しむ手段として人気なのがレンタカーでのドライブ旅行です。

    • 公共交通では行きづらい絶景スポット

    • 雪原の中をまっすぐ伸びる北海道らしい道路

    • 時間に縛られない温泉・グルメ巡り

こうした魅力を味わえる一方で、北海道の冬道は路面が凍結するという雪国ならではの特徴があります。
事前の情報収集や冬道の運転の仕方を知っておくと、旅の安心感は大きく変わります。
本記事では、そんな冬の北海道の特徴を乗り越える安全運転の方法とコツを紹介します。

この記事をシェアする
1

本州とここが違う!北海道の冬道の特徴

雪道だけではなく「凍結」が日常

北海道の冬道は、単に雪が積もるだけではなく、気温が低いことで路面が「凍結」しやすいのが大きな特徴です。特にブラックアイスバーンは見えにくく、交差点・橋の上・日陰などで想像以上に滑りやすくなります。

ブラックアイスバーンとは?

ブラックアイスバーンとは、見た目は濡れているだけの道路に、薄く張った氷がくっついている状態のことです。雪が少ない日や、一度溶けた雪が夜間の冷え込みで再凍結すると発生しやすく、特に北海道では冬を通して注意が必要です。通常の雪道より滑りやすく、気づかないままブレーキやハンドル操作をしてしまうと、スリップにつながる恐れがあります。

北海道内の降雪量、気温、道路状態の地域差(道央エリア・道東エリア・道北エリア・道南エリアの違い)

道央エリア(札幌市・小樽市・千歳市 など)

道央エリアは人口が多く、冬でも交通量が多いのが特徴です。降雪量は比較的多く、道路は圧雪状態になりやすいため、見た目以上に滑りやすくなります。特に札幌市内では除雪が行き届いている反面、交差点や橋の上でブラックアイスバーンが発生しやすく、発進・停止時のスリップに注意が必要です。

道東エリア(帯広市・釧路市・網走市 など)

道東エリアは降雪量が少なめですが、気温が低く、路面凍結が長時間続きやすいのが特徴です。雪が少ない分、道路が乾いているように見えても、実際には凍結しているケースが多くあります。また、郊外では地吹雪が発生しやすく、急に視界が悪化することがあるため、直線道路でも油断は禁物です。

道北エリア(旭川市・稚内市・名寄市 など)

道北エリアは北海道の中でも特に冷え込みが厳しく、積雪と低温が同時に続きます。圧雪路面が長期間残りやすく、昼夜を問わず滑りやすい状態が続くのが特徴です。道路の本数が少なく、迂回が難しい地域もあるため、事前の天候・道路情報の確認と、無理をしない行程管理が重要になります。

道南エリア(函館市・八雲町・松前町 など)

道南エリアは比較的気温が高く、湿った雪が降りやすいのが特徴です。日中に雪が溶け、夜間に再凍結することで、路面状況が短時間で変化します。そのため、シャーベット状の雪や凍結が混在しやすく、ブレーキ操作が難しくなります。天候変化を想定した慎重な運転が求められます。

2

北海道の冬道で起こりやすい交通トラブルとは?

北海道警察や国土交通省の資料によると、冬期(11〜3月)は雪や凍結が直接・間接的に関係する事故が多く報告されています。特に多いのは以下の3つです。

① スリップによる事故

冬期事故のうち、約8割以上がスリップ事故とされています。

  • ブラックアイスバーン(見た目は濡れた路面)
  • 交差点・橋の上・日陰
  • カーブ手前での減速不足

② 視界不良(吹雪・地吹雪)によるトラブル

北海道ならではの特徴が地吹雪によるホワイトアウト

  • 見通しの良い平原部でも急に視界ゼロになる
  • 特に国道や郊外道路で発生しやすい

視界不良事故は2月に多い傾向があると報告されています。

③ 停車・立ち往生トラブル

事故そのものではなくても、

  • 吹雪による通行止め
  • 渋滞中の燃料切れ
  • 凍結による発進不能

といった「動けなくなるリスク」も冬道特有です。

◎観光客に多い冬道の失敗例

冬の北海道で観光客に多いのは、「思ったより滑る」「まだ大丈夫だと思った」という油断です。市街地だから安心、直線道路だから安全と判断し、スピードを出しすぎてしまうケースが少なくありません。また、天候の急変を想定せず、吹雪の中を走り続けてしまうこともあります。冬道は運転技術よりも「無理をしない判断」が安全につながります。

3

冬の北海道で「特に気を付けたい道路・エリア」ランキング

冬の北海道では、地域や道路条件によって運転時の注意点が大きく変わります。ここでは、交通量や地形、気象条件などを踏まえ、特に慎重な運転が求められる道路・エリアをランキング形式で紹介します。事前に特徴を知っておくことで、冬のドライブはより安心して楽しめます。

第3位:都市部の交差点(札幌市内・旭川市内などの車通りが多いエリア)

車通りの多い都市部では、交差点でのスリップに特に注意が必要です。除雪や融雪が行われていても、踏み固められた雪が凍結し、ブラックアイスバーンになることがあります。発進や右左折時にタイヤが空転しやすく、追突やはみ出しにつながるケースも。市街地こそ油断せず、早めの減速と慎重な操作を意識しましょう。

ポイント① 交差点での停止・発進時のスリップ
ポイント② ブラックアイスバーンが発生しやすい

第2位:峠道・山間部(中山峠・日勝峠など)

峠道や山間部は、天候と路面状況が急変しやすいエリアです。晴れていたと思っても、標高が上がるにつれて雪や霧、凍結が強まることがあります。カーブが連続し、勾配もあるため、ブレーキ操作が遅れるとスリップしやすくなります。出発前の道路情報確認と、無理をしない判断が特に重要です。

ポイント① 天候変化が激しい
ポイント② 路面凍結+勾配の組み合わせ

第1位:郊外の直線道路(十勝・オホーツク・道北エリア)

見通しの良い郊外の直線道路は、一見安全に感じられますが、冬は最も注意したいエリアのひとつです。スピードが出やすく、地吹雪が発生すると一気に視界を失う恐れがあります。除雪が行き届いていても路面は凍結しやすく、急な操作は非常に危険です。直線道路こそ、慎重な速度管理が求められます。

ポイント① 視界が開けていてスピードが出やすい
ポイント② 地吹雪が発生すると急激に視界悪化

4

初心者でも実践できる!北海道の雪道安全運転のコツ

この記事を読んで雪道を運転することが億劫になってしまう方もいるかもしれません。ただ運転の仕方を工夫すれば、雪道特有の事故に遭う確率をグッと減らせることが出来ます。素敵な冬の北海道旅行にするために次に紹介する運転のコツを覚えていてください。

◎出発前に必ずやること

スタッドレスタイヤ装着を確認(レンタカーは基本装着済み)

冬の北海道で走行するためには、スタッドレスタイヤが必須です。レンタカーは基本的に装着されていますが、出発前に必ずタイヤ表記や溝の状態を目視で確認しましょう。特に到着直後で焦りがちな空港では、スタッフに遠慮なく確認することが安全運転への第一歩です。

②道路情報・天候チェック

北海道の冬は天候が急変しやすく、晴れていても数十分後に吹雪になることがあります。出発前には必ず道路情報や天候を確認し、通行止めや視界不良の可能性を把握しましょう。公式の道路情報やライブカメラを活用することで、無理な移動を避ける判断ができます。

◎走行中の基本ルール

①「急」のつく操作をしない(急加速・急ブレーキ・急ハンドル)

急加速・急ブレーキ・急ハンドルはスリップの引き金。冬型事故の大半がスリップという実態を踏まえ、操作は全て“じわっ”とが基本。

②カーブ・交差点は想像より早めに減速

雪道や凍結路面では、ブレーキを踏んでから車が止まるまでに想像以上の距離が必要です。カーブや交差点では「まだ早い」と感じるくらいのタイミングで減速を始めるのがコツ。直前でのブレーキ操作はスリップの原因になるため、余裕を持った運転を心がけましょう。

③車間距離は夏の2〜3倍

制動距離が伸びるため、想像よりも長い車間を。見通しの良い直線こそ速度が上がりがちなので、一定の抑制を意識。

◎吹雪・視界不良に遭遇したら

①無理せず安全な場所で停車

吹雪や強風で前が見えなくなった場合は、無理に走り続けないことが重要です。安全な待避所や路肩の広い場所があれば、落ち着いて停車しましょう。「少しなら大丈夫」という判断がリスクを高めるため、早めの停車が安全につながります。

②ハザード点灯/ライトはロービーム(ハイビームは白く反射)

視界が悪いときは、自車の存在を周囲に知らせることが大切です。停車時や極端に視界が悪い場合はハザードランプを点灯し、走行中のライトはロービームを使用しましょう。ハイビームは雪に反射して逆に視界を奪うため、冬道では不向きです。

◎万が一、動けなくなったら

①車内に留まり救援を待つ/マフラー付近の除雪を忘れずに(一酸化炭素中毒防止)

万が一、吹雪などで動けなくなった場合は、むやみに車外へ出ず車内で救援を待つのが基本です。その際、マフラー周辺に雪が詰まっていないか必ず確認しましょう。排気口が塞がれると一酸化炭素中毒の危険があるため、定期的な除雪が命を守ります。

5

保存必須!旅行に来た時の強い味方となるwebサイト

冬期運輸観光分野の交通安全情報(北海道運輸局)

冬道の心得、事故危険区間、吹雪の視界、道路カメラ、通行止め等公的リンク集。旅行者に最適。

北海道運輸局 冬期運輸観光分野の交通安全情報はこちら

6

よくある不安Q&A(初心者編)

雪道でブレーキはどう踏む?

基本は早め減速+じわ踏み。ABS作動時(ガガガ…と振動)でも、踏み続けて車をまっすぐに保つのが鉄則。曲がりながら強く踏むとスリップの原因に。急操作を避けるのが最も有効です。

ホワイトアウトになったら?

ロービーム+ハザードで速度を大きく落とし、安全な場所に停車。長時間停まる場合はマフラー周りの除雪で一酸化炭素中毒を防ぎ、暖房は適宜。無理に走り続けない判断が命を守ります。

どのルートが安全?

絶対の正解はありません。当日の「吹雪・視界」「通行止め」「道路カメラ」を見て出発前に決める/変更できる柔軟性が何より大切です。

7

不安を減らせば、冬の北海道ドライブはもっと楽しい

冬の北海道は「怖いから諦める」必要はありません。
正しい知識と少しの慎重さ、そして公的情報の活用で、ドライブは最高の体験へと変わります。
“安全運転=旅の満足度を上げる最強の準備”。この視点さえあれば、初心者でも冬の北海道を自分のペースで楽しめます。

8

【番外編】冬の北海道ドライブで行きたい絶景スポット3選

北海道のドライブのコツをお伝えさせていただいたこの機会に北海道でドライブするなら是非行ってほしいスポットを紹介させていただきます!

1

三国峠 (上士幌町)

冬の三国峠は、標高1,139mという北海道最高所の峠ならではの“白い大樹海”が広がり、まるで大地全体が息をひそめるような静けさに包まれます。眼下に広がる広大な樹海が雪化粧し、松見大橋の赤がより一層映える冬景は、この季節だけの特別なコントラスト。通年通行可能な希少な峠でありながら、冬は交通量が減るため、まさに“冬の北海道を独占する”ような時間が味わえます。

※本記事に使用した写真は全てイメージです。天候により状況は異なります。

三国峠の基本情報

営業時間

24時間営業
※三国峠Cafeの営業時間は公式サイトをご確認ください

所在地

上士幌町字三股番外地

詳細はこちら

2

襟裳岬 (えりも町)

襟裳岬の魅力は、なんといっても“自然の厳しさがそのまま見える”迫力。冬は特に風が強く、断崖に打ちつける荒波が白く砕け、季節の荒々しさが圧倒的なスケールで迫ってきます。野生のゼニガタアザラシの姿を観察できる可能性もあり、冬の過酷な自然環境の中で生きる生命の強さを感じられる岬です。冬は空気が澄むため、荒涼とした景観がさらに研ぎ澄まされます。

※本記事に使用した写真は全てイメージです。天候により状況は異なります。

襟裳岬の基本情報

営業時間

24時間営業

所在地

〒058-0342 北海道幌泉郡えりも町えりも岬

公式サイト

https://www.town.erimo.lg.jp/kankou/view/index.html

詳細はこちら

3

神威岬 (積丹町)

積丹ブルーの美しさで知られる神威岬は、冬になると透明度がさらに増し、海の青がより深く、より静かに輝きます。観光客が少ない冬の遊歩道は、断崖絶壁のスケール感を独占できる贅沢な時間。岬の先端へ歩くにつれ、風の音と足音だけが響く世界は、夏とはまったく違う“静寂の絶景体験”を味わわせてくれます。冬こそ、積丹の海と大地の本当の姿に出会える季節です。

※本記事に使用した写真は全てイメージです。天候により状況は異なります。

神威岬の基本情報

営業時間

24時間営業

所在地

〒046-0327 北海道積丹郡積丹町入舸町字沢209-9

公式サイト

積丹岬・島武意海岸(しまむいかいがん)

詳細はこちら

  • 本記事の内容は制作時点の情報です。最新情報は各公式サイトをご確認ください。
  • 本記事には、当サイトで紹介しているスポット情報が含まれます。
  • 本記事は公開されている公式情報をもとに編集しています。

投稿者プロフィール

推しまち!編集部
推しまち!編集部
推しまち!北海道編集部スタッフによる、北海道の「推し」情報をお届けします。北海道では外せない王道スポットから、知る人ぞ知る穴場情報まで。見た人の次の行き先のヒントになる情報をお届けいたします。
この記事をシェアする